「障害を個性という人がいるが、私は個性はちょっと違うと思う。 障害は事実。 そこからどうしていくか。 個性というと、良いところばかりを見てしまう。 不利益はあるのだから。」
彼女は、重度障害を持って生まれ、医者からは長くない命だと言われていたそうだけれど、現在は義足の女優、ダンサーとして独自の道を歩いている。
その彼女が、当事者としての正直な思いと、当事者である自分を客観的に眺めて語る言葉は、参加者の方たちの胸に、重く、そして力強く響いていたと思う。
まだまだ、知らないことだらけ。 それなのに、車いすの人はこう、お年寄りはこう、子どもはこう、女性は、男性は、この人は、あの人は、と、分かったような気になってはいないか。
自分と異なるものに対して、 というより、自分以外のものに対して、 あるカテゴリーに分けて、自分の決めごとのようにして”対応”してしまってはいないか。 (自分に対しても、あるかもしれない)
そんなことを思った時間でした。 かずっぺ、ありがとう。