今朝の「マインドフルヨガとメディテーションでは、からだの微細な感覚に気づくワークと、地水火風の4つの要素の瞑想を。
最後の聴く瞑想では、ティク・ナット・ハン師(タイ)の「Love Letter to the Earth」冒頭部分の拙訳を読ませていただいた。
これから、少しずつ訳したものを紹介していこうと思う。
昼は、奥田牧師との対談で知った文化人類学者・上田紀行氏の「覚醒のネットワーク」を読み終える(対談で紹介されていた『スリランカの悪魔祓い』に衝撃を受けて、今上田ブームが起きている。この2冊は30年前のものだけど、全く古くない)。
夜は、斉藤幸平さんのトークイベントを視聴。 スローダウンとコモンの再生。 「脱成長コミュニズム」という、現代では不人気であろう言葉をあえて使う若き研究者(「100分で名著 資本論」、オンデマンドで見よう。そして「人新生の資本論」も読もう)。 https://www.foejapan.org/climate/event/210121.html
個人と社会と地球が、相互に関わり合っていること。 安い賃金労働、広がる格差、大量生産、大量消費、大量廃棄がとめどなく循環している現代への警鐘。
一人ひとりが行動を変えることだけではなく、システムを変えるために声をあげていくことが大事なのだと、斎藤さんは言う。
ほんとにね、このまま放っておいてはいけないのだと、強く思うようになってきた。
『Love Letter To The Earth』by Thich Nhat Hanh
「地球は、足の下にある大地でしかないと、あなたは思っていたかもしれない。 けれど、水や、海、空、私たちの周りにある全てのものは、地球なのだ。私たちの外側にあるすべてのもの、私たちの内側にあるすべてのものは、地球から生まれているのだ。 私たちは、このからだを作る要素は、私たちが住んでいるこの地球からもらったものなのだということを、すぐに忘れてしまう。この身体の肉、骨、すべての微細な細胞のなかにある水は、地球から生まれている。 そしてそれは地球の一部なのだ。 地球は、私たちの環境なのではない。わたしたち自身が地球であり、私たちはつねに地球を持ち運んでいるのだ。
このことに気づくとき、地球がまさに生きているということが分かるだろう。私たちは、この美しく寛大な惑星の、生きて、呼吸する現れなのだ。 このことを知る時、私たちは地球との関わりを変容させることができるだろう。 歩き方が変わり、地球を大切にするようになるだろう。 わたしたちは地球に恋をするだろう。誰かを好きになるとき、または何かを好きになるとき、その人やそのなにかと、わたしたちの間に分離はない。その人やそのなにかのためにはどんなことでもするだろう。それは私たちに大きな喜びと癒しをもたらすのだ。 私たちはだれでも、地球とそのような関わりを持つことができる。そのような関係をこそ、わたしたちは地球ともつべきなのだ。地球が生き残るために。そして私たちもまた生き残るために。」
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