「本当に注意を払っていると、他の人の貢献がよく分かる。」
12月2日に、「陰陽ヨーガと食べる瞑想」の会を開きました。
旬の食材を使って食べる瞑想のメニューを考え、試作することが目下の楽しみ。
今回は、旬のかぶ、根菜(人参、ごぼう、里芋)などを中心に組み立ててみる。
里芋の煮っころがしは、薄めのお出汁で歯ごたえがあるように少し固めに炊いて、塩気が薄いかわりに、片栗粉でとろみをつけて味がからむようにしてみる。
一口食べてみると、
大切に育てられたからなのか、みっちりと密度が濃く、ねっちり、としている。
里芋に!
こんなに!
個性があるなんて・・・。
あなた、こんなにおいしかったの!
味つけがどうこうというよりも、
その素材の力が、ぐぐぐーっと迫ってきたのです。
そしてそのとき思い出したのが、冒頭の言葉でした。
(尊敬するNVCトレーナー、ホルヘ・ルビオさんの言葉)
食べる瞑想に参加した方がよくおっしゃるのは、
普段どれだけ「ながら食べ」をしているか、ということ。
テレビを見ながら、スマホを見ながら、、、。
もったいない食べ方をいていたことに気づいた、と。
この里芋も、そうだったかもしれない。
里芋の味が、というだけでなく
農家さんが一生懸命育ててくれて、お店に並んで、誰かが料理して、そして食卓に上る。
という側面も。
注意を払わなければ、ただそのまま見過ごしてしまうかもしれない。
今回のメニュー。
テーマは、mariage。
組み合わせの妙。
失敗は発明の母ともいう(笑)。
○豆腐のクリームディップと野菜
(合わせ味噌&白味噌のしょっぱいのと、あんず、くるみ&塩レモンの甘いの)
(↑失敗から生まれた新レシピ)
○里芋の煮っころがし
○かぶとお出汁のポタージュ 松山揚げ添え
○レモン塩豚のローストポーク ハーブ野菜添え
○かぶと生ハムと野菜、ピンクペッパー添え
○ごはん(八郎潟の堆積土で育った相馬さん米)
○デーツのショコラボール(シュガーフリーでこっくり甘い)
となりました。
(ベジではありません)
陰陽ヨーガは冬の養生として、「腎」をテーマに。
身体の水分バランスを整える、代謝を上げて体温を高める、心の緊張をほどく。
そんな効果が期待されています。
そうして、身体と心の感覚に集中しやすい状態をつくっていったあとでの食べる瞑想。
ついつい、流してしまう日々のあれこれを
いそがしさにかまけてしまうあれこれを
普段と違うことをしたら
普段が見えてくるかも
と思ってやっています。
何を食べるか、どのように食べるか。
どっちも大切、でもどっちも大切にできないこともある。
そのときは、きっと他になにか大切なことがあるはず。
そうして、そこから自分が何を選ぶのか、ということに意識を向けてみる。
次回の「陰陽ヨーガと食べる瞑想」は、2月3日(金)、19時15分からです。 詳しくはこちらを。