本当に、本当に、自分はなにを望んでいるのか。
そんなことが、簡単には分からないものなんだな。
こんなことを望んではだめ、
自分にばかり都合がよい、虫のいい話なんて通じるわけがない、 と心の奥に封じ込めて見ないようにしてしまう。
けれど、こんなことを望んではいけない、とそれを無意識に隠して、 別の違うなにかで満たそうとしても、それはごまかしになる。
弱さを隠そうとした、ノイズだらけのおかしなストラテジー。
自分は一体なにをしたかったんだっけ・・・?
本当は、なにを?
作為を捨てて、本当の心の声を聴こうとする人の その心の奥の、無防備で、尊いものに触れたとき
身体が、心がふるえた。
Authenticity.
自分に本物であること。