ちからを抜いて、緩む。
シンプルな動きと静止の中で 細かく、細かく、身体の部位に気づきの光を当てていく。
丹田呼吸の中で、緊張と弛緩を繰り返す。
刻一刻と変化する身体と対話しながら、 縮こまっていた身体を解放し、緩み、やすらぐ。
呼吸の中にとどまり、大地と一体になって わたしの中のいのちのリズムに、耳を澄ます。
野口体操とプラムヴィレッジのマインドフルネスを、独自の探究により融合させたブラザー・サンライトの「超瞑想的野口体操」。
野口三千三師が体験した太平洋戦争と ティク・ナット・ハン師が体験したベトナム戦争。
命を奪う争いへの決別。 力に対して、力で立ち向かうのではなく、 今、ここで生きている実感に気づきを向けることで 全ての命への慈悲を育む。
お二人の思想には、実はとても近いものがあり、 この超瞑想的野口体操は、そのお二人の薫陶を受けたブラザー・サンライトならではの「身体の瞑想」。
ブラザー・サンライトの語りは、 力が抜けていて、やわらかで、そして、ゆるぎない。
安心感のなかで、自然に力みがとれ、 たっぷりと、身体への気づきを向け続けることができる。
終わったあとに感じる、ゆるされているような、 自分自身を受け容れられたような、深い安堵の感覚。
気づきの力を使ったリラクゼーション。
こんなものがあったのか。
4ヶ月前に初めて受けたブラザーの野口体操は、衝撃的だった。 これが、わたしが求めていたものだ、という直感と 今までわたしがやっていたことは、何だったんだ、と茫然とするような感覚と。
人は、環境に呼応している。
どんな環境を、自分は創ることができるのか。 どんな環境のひとつに、自分はなれるのか。 今、自分は、どんな自分を育んでいるのか。
プラムヴィレッジとの出会いによって、 世界は内側にも、外側にも拡がっていくようです。
『プラムヴィレッジ僧侶 ブラザー・サンライトの超瞑想的野口体操』@大阪 (20190514,0515)
https://www.facebook.com/events/2050715158554407/
この年末年始に参加したタイのプラムヴィレッジでのマインドフルネス・リトリート。 そこで、偶然参加したブラザーの野口体操に衝撃を受け、ぜひ日本で、と願い続けて実現したこのイベント。
https://www.facebook.com/rie.ishikawa.374/posts/2070329356338429 (年末年始リトリートの感想)
様々なご縁と幸運、そしてたくさんの方々のご協力により、大阪で開催することができました! 本当に夢のようです...。
当初は5/15のみの開催のはずが、告知後一夜にして満員御礼、キャンセル待ちの方が数多く発生したため(特に友人たち、笑)、ブラザーのご厚意でキャンセル待ちの方を優先した追加開催を決めたら、それもすぐさま満員御礼に。 驚くほどの反響をいただきました。
参加された方から届いた反応はどれも素晴らしく、さっそく医療現場やボディワークの指導に生かし、手ごたえを得ている、というご報告もあります。
こんなボディワークは他にはないと思っていましたが、今回ブラザーが言っていたように、これはまさに「身体の瞑想」。
身体において身体を観察する、気づきのエクササイズの一つなのだ、という思いを新たにしました。
次回開催を望む声も、多くいただいています。 その機会がまた訪れますように、、、。
参加してくださった皆様、関心を寄せてくださった皆様、ご協力してくださった皆様、ありがとうございました!